
暮らし
地域治安地図のレイアウトを考えるキッカケが生まれることがあります。防犯や交通事故の防止、交通渋滞の緩和や、防災などにも関連付けを行うことができます。人間の暮らしの中で、レイアウトの「LAY」=「置く」の意味は、非常に重要な意味合いをもつ言葉であります。現在は、「間取りのレイアウト」、「店舗のレイアウト」、「お部屋のレイアウト」など、デザイン性のある事柄を意味するようなワードとして、使われている見方が強いように感じていますが、レイアウトとは「きちんと物事の計画に沿った配置」を考える発想を意味しているのです。そこには、治安維持や交通規制、防災にまつわる、地域づくり、街づくりにおける重要な観点が見え隠れしてきます。まさに地元のオリジナルの地図作成を行ってみると、地域や地元の街全体が、目指すべき方向性のようなものが見えてくることもあります。地図ありきの中で、街が作られるのではなく、街自身が存在する事によって、地図が作られていくのです。作成された地図の中に見えてくる街の風景には、街の変化するべき要因が見えてくる事もあります。地図作成が、逆転して街づくりを行っていると、反転の考えを唱える事もできるのではないかと最近は考えています。鶏がさきか、卵がさきか。街づくりが先か、地図作成が先か、皆さんも一緒に考えてみて下さい。
コメントはまだありません