
税理士試験には大学院での学位取得による免除があります。大学院を修了して、修士論文が国税審議会に認められたら、大学院での専攻内容によって、税法科目があれば、残り2科目、会計学科目であれば、残り1科目に合格したとみなされ試験が免除になります。
では初学者の場合の受験対策はどんなものでしょう。初学者の場合は、9月に受験勉強をスタートすることが多いようです。1年後の8月試験を目指します。専門学校の講座の開講や市販の教材もこの時期から新年度に向けて用意されはじめます。受験計画というのは、個人によっていろいろではありますが、まずどれだけ勉強時間を捻出できるかを考えないといけません。
5科目を最終的に合格しなければならないので、3年で合格するためには、複数科目を受験する年も出てきます。一年で1科目というと5年です。こういう計画を立てても、必ずしも計画通りというわけにはいきません。現実は厳しいというか。合格まで計画、実行、反省の繰り返しということになると思います。簿記論と財務諸表論は必修科目ということで、多くの受験生がスタート科目と考えています。独学で挑戦する人もいます。
簿記検定などで身につけた知識を活かすようです。自分に合った勉強法ならば、勉強も効率的にできるものです。簿記論も財務諸表論は独学での合格も可能なはずです。また、専門学校に通う方法もありまう。ネットを活用したオンライン授業も大いに活用しましょう。
経済事情など生活スタイルによって勉強法も変わってきますが、受験に精通したプロの力を借りるのは、合格へ近づくのではないかと思います。税法科目は改正情報などのフォローも必要なので、学校を利用する人も多いようです。