
制作業者を選定する時、彼らの目線がどこに向いているのかは重要な基準になり得ます。クライアントに向いているのはもちろんのこと、業界の動向にも向いていなければなりません。
そうでなければ独り善がりの価値観、視点でウェブを制作してしまい、結果的にユーザーを無視するサイトが出来上がってしまうからです。役に立つサイトであろうが、ユーザー目線を軽視したものであればアクセス数は伸びません。
ホームページ制作を担う業者を選定する基準は他にもあります。例えば、過去の実績が自社の求めるものに近いかどうかは大切です。実績にも種類がありますから、凄いかどうかではなく、案件内容と関係しているかどうかが問題になります。極論を言えば、「うちの担当者は早食い大会で優勝したことがある」などと言われても返答に困ってしまいます。
この基準で確かめるためには、まず業者の謳い文句を確認することです。謳い文句はその業者の強みですから、それが案件内容と合致していれば安心して任せられます。
逆に合致していなければ、片手間で営業している可能性を拭えません。現に、その種の制作業者は巷に蔓延っています。他社を出し抜くだけの能力や実績が無い業者は、仕事内容に幅を持たせることで生き抜くしか道が無いからです。「ウェブサイト制作に強い!」といった文句では判断できませんから、相談した時に必ず聞き出すようにしましょう。
さて、その他の選定基準としては、アフターケアの有無が考えられます。要望通りのウェブサイトを作ってもらったが、その後は音沙汰なし、といった業者も存在するため、注意しましょう。ウェブサイトは完成してからずっとそのままにしておいてよいものではなく、適切に運営しなければなりません。ですから運営時にトラブルや疑問が発生した時、すぐに頼れる業者であった方が役に立ちます。
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